Discovererの概要
Oracle Discoverer Tutorial

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Discoverer 4i は、評価の高いWindows製品であるDiscoverer Plus(Release 4.1)のインターネット対応バージョンです。 Discovererを使用することにより、データベースの難しい概念を理解することなしに、会社のデータベース内のデータを取得・分析できます。 Discovererは、ビジネス上の意思決定を支援するデータを取得および分析する手順を、「ウィザード」ダイアログおよびメニューを用いてわかりやすくガイドします。難しい作業のほとんどはDiscovererが行いますのでユーザーには負担がかかりません。

ビジネス上の意思決定を支援するDiscovererの使用方法

ビジネスプロフェッショナルは、幅広い技能を利用して、ビジネス上の有効かつ有益な意思決定を行います。財政的な困難に直面しているときには、正しい決定を行うために教育、経験および直感を活用します。これらに蓄積したデータを加えれば、さらに的確な意思決定を行うことができます。

現在多くの大企業では、意思決定者に渡すデータをデータベースから取り出すための情報技術（IT）の専門家に高給を支給して雇用しています。このような方法では時間も費用もかかります。しかも、このような方法で得られた知識を享受できるのは、ほんの一部の人々にすぎないのが普通です。しかしDiscovererを使用すれば、適切なアクセス権限を持つ者はだれでも、データベースから自分のデスクトップコンピュータにデータを直接取り出すことができます。 Discovererを使用することにより、必要な情報を入手し、ビジネス上の意思決定をより的確に行い、この決定について説得力のある説明を行うことができます。

レッスンを開始するにはここをクリック

チュートリアルについて

このチュートリアルでは、ビジネス上の意思決定を支援するDiscovererを有効に使用するのに必要な概念および手順を説明します。このチュートリアルでは、最も一般的かつ基本的な作業のみを説明します。より詳細な情報または高度な使用方法の説明は、Discoverer 4i Plus のオンラインヘルプ、または『Discoverer 4i Plus ユーザーズガイド』を参照してください。

このチュートリアルでは、架空のビデオ店のデータおよびワークシートを使用します。ビデオ店のデータベースは販売データ、製品データおよび店舗データで構成されます。ユーザーのビジネスはこのビデオ店のものとは異なる場合もありますが、基本的な概念は同じです。このビデオ店のシナリオは、Discovererの使用例を紹介するために提供するものです。

注意： ビデオ店データベースに接続するためには、ユーザー名、パスワードおよびデータベース名をDiscoverer管理者に設定してもらう必要があります。

このチュートリアルのユーザーは、Discovererを使用して解決するべき特定の緊急なビジネス要件をかかえた、研修にあまり時間をとることのできない多忙なプロフェッショナルを想定しています。レッスンは、すべてのレッスンを同時に行うことも、各レッスンを別々に行うことも可能な構成となっています。すべてのレッスンを完了するには、約3時間かかります。各レッスンのはじめに、そのレッスンを完了するためのおよその時間を示しています。

このチュートリアルでは、ユーザーがWebブラウザの使用方法や、ウィンドウの最大化および最小化、ファイルの印刷など、使用しているコンピュータのオペレーティングシステムの標準的な操作方法を理解しているものと想定しています。ただし、データベースの概念、SQL言語、またはデータベースからのデータの取出し方法などを理解している必要はありません。

レッスンの構成

このチュートリアルでは、5つのレッスンを通じて、ビジネス上の意思決定を支援するデータの取得および分析に必要な手順を解説します。これらのレッスンでは、会社のデータベースへの接続方法を学習し、必要なデータを取得し、データを分析し、他の人とデータを共有します。 Discovererに慣れるにつれて、自分に最適な作業手順がわかります。 Discovererを学ぶ現時点では、次の3つのステップを覚えておいてください。各レッスンは、この一連の手順に沿って構成されています。

必要なデータの取得
データの分析
他者との結果の共有

各レッスンのはじめの部分には、そのレッスンで学習する内容の要点があります。

レッスン1ではDiscovererワークエリア、「ウィザード」ダイアログおよびメニューを紹介します。レッスン1では、Discovererを使用する上で有益である重要な用語も定義します。
レッスン2では、会社のデータベースから必要なデータを取り出す方法を説明します。
レッスン3では、データの分析に使用するグループ化やソートなどのDiscovererツールについて説明します。
レッスン4では、ExcelスプレッドシートやHTMLページなど、結果を他者と共有するための様々な方法を説明します。
レッスン5では、それまでのレッスンで学習したすべての作業を復習します。
各レッスンでのほとんどの作業はチュートリアルワークブックvidst4ja.disを使用しています。これはほとんどのレッスンを始める前に済ましておく必要のある作業がないということです。そのため、どのレッスンからでもチュートリアルを開始することができます。

チュートリアルワークブックVideo Stores Analysisを使う際には、各レッスン後にファイルを保存しないように注意してください。チュートリアルワークブックVideo Stores Analysisのコピーを作成しておいて、必要なときに元のファイルを開くことができるようにしておくことをおすすめします。

レッスン5の作業の中に達成できない作業がある場合は、チュートリアル全体を繰り返さずに、以前のレッスンを参照してトピックを復習できます。レッスン5は、レッスンを復習する必要があるかどうか、またはオンラインヘルプで詳細な情報を参照する必要があるかどうかを確認するテストとして使用してください。

チュートリアルの使用についてのアドバイス

コンピュータのモニターが十分に大きい場合は、チュートリアルとDiscovererを同時に表示できます。 WebブラウザのウィンドウとDiscovererのウィンドウの両方を最小化すると、 2つのウィンドウを簡単に切り替えることができます。コンピュータのモニターが小さい場合には、各レッスンを印刷し、モニターにはDiscovererウィンドウのみを表示します。ただしレッスンを印刷する場合には、次に説明する「ヒント」、「定義」および「問題」など、チュートリアルの対話機能を使用できないことがあります。

ヒント： 各レッスンは、前のレッスンを終了していることを前提としています。ただし情報が必要な場合には、「ヒント」と表示されているハイパーテキストリンクをクリックしてください。このリンクにより、必要な手順を説明している以前のレッスンに戻ることができます。ヒントは別のWebブラウザウィンドウに表示されます。ヒントを読み終えた後、ブラウザウィンドウを閉じてレッスンを続けてください。
定義： 新しい用語は、最初に使用されたときに定義されます。最初の定義以後は、用語には下線が付けられます。下線付きの用語をクリックすると、別のWebブラウザウィンドウに定義が表示されます。定義を読み終えた後、ブラウザウィンドウを閉じてレッスンを続けてください。印刷したページから作業する場合には、各レッスンの最後に定義がリストされています。
問題： チュートリアルの説明の中には、学習してきたことを復習するための問題が含まれている場合があります。問題の解答を見るには、「解答」というハイパーテキストリンクをクリックしてください。解答は別のWebブラウザウィンドウに表示されます。解答を読み終えた後、ブラウザウィンドウを閉じてレッスンを続けてください。印刷したページから作業する場合には、各レッスンの一番最後に解答がリストされています。

レッスンの開始

各レッスンを始めるには、次のリンクをクリックしてください。

レッスン1： Discoverer入門
 レッスン2：必要なデータの取得
 レッスン3：データの分析
 レッスン4：他者との結果の共有
 レッスン5：まとめ